藤木のふじキノコです!
今回は、少しばかり難しい内容…というよりもFXマニア向けの内容です!
テーマは、「FX自動売買におけるAPI取引」について。
おそらく、プログラマーでもない限り「APIとはなんぞ?」と疑問点も多い事でしょう!
今回は、そんなAPIについて簡単に解説した上で、現状公開されているFX自動売買でもつかえるAPIサービスを紹介していきます!
また、FX自動売買未経験者でも簡単に使えて、かつAPI取引よりもおすすめのFX自動売買についても解説しておりますので、是非最後までご覧になって下さい!
FX自動売買におけるAPI取引について
この項目では、FX自動売買におけるAPIについて解説していきます。
「APIとは何なのか?」その基礎知識を解説した上で、FX自動売買におけるAPI取引の仕組みを解説致します。
- APIとは?
- FX自動売買におけるAPI取引の仕組み
FX自動売買にも使われているAPIとは?
そもそもAPIとは、アプリケーションプログラミングインタフェース(Application Programming Interface)の略です。
簡単に解説すると、あるモノとあるモノをつなぐ為に使用するインターフェースのことです。
このAPIは、FX自動売買にも使用されております。
また、その他にも、ネット上、アプリ上で様々なものを共有したり、連携する際などにAPIは使用されます。
APIで大量のデータを取得したり、FX自動売買ソフト自体の開発、既存のFX自動売買をより高度にカスタマイズをすることも可能です。
FX自動売買におけるAPI取引の仕組み
次に、FX自動売買でAPIを使った取引の仕組みについて解説致します。
APIでは、プログラミング言語が使用されます。
使用される言語はAPIを提供するFX会社により異なりますが、C系やPython等様々です。
そんなAPIを使ったFX自動売買取引ですが、API自体は、既存のFX会社が提供する自動売買システム等と自身で構築したシステムをつなぐ際に使用します。
APIを使えば、利用可能な通貨ペアや口座情報、過去のデータ等、分析の為の為替データをプログラミングにより一括で取得することが可能です。
さらには、機械学習をさせたり、決済を自動でさせたりなど、FX自動売買ソフト自体の開発も可能です。
また、既存のFX自動売買ソフトに、様々な機能を実装させ、より高度なカスタマイズもすることが出来ます。
FX自動売買でも使用できるFXAPIサービス一覧
FX自動売買でも使える「API」を提供しているFX会社は限られています。
現在2020年時点で、APIを公開しているFX会社は次の通りです。
- オアンダ(OANDA)
- サクソバンク証券(SAXO BANK)
- アキシオリー(AXIORY)
- デューカスコピー(Dukascopy)
- IG証券
- インタラクティブ・ブローカーズ証券(Interactive Brokers)
オアンダ
オアンダ(OANDA)社では、2つのAPIサービスが提供されています。
- REST API
- MT4 API
OANDAのAPIサービスを利用することにより、暗号化された通信チャネルを使用し、自身で開発した自動売買ツールから、OANDAのオンライン取引システムへ接続することが可能です。
これにより、為替レートの取得、注文、チャートへのアクセスなどを含む全ての取引機能を利用することが出来ます。
また、FXの自動売買をする等、好みの取引環境や取引条件を設定し、FX自動売買のAPI取引が可能となります。
さらに、プラットフォームやプログラミング言語に依存しない仕様となっており、好みの環境で利用できるのが特徴的です。
サクソバンク証券
サクソバンクでは、「サクソAPI(SAXO API)」というAPIのサービスが提供されております。
サクソAPIでは、気配値、注文約定に限らず、建玉やレバレッジなどの口座情報も取得可能です。
サクソAPIサービスの1つ「FIX API」では、機関投資家及びプロトレーダー向けに超高速価格配信、注文約定に特化されています。
また、もう1つのサクソAPIサービス「OPEN API」では、オリジナルカスタム取引ツール・FX自動売買ツールに対応しており、プロトレーダーからも大変人気です。
日本語サポートにも対応しており、安心して利用することができるのでFXにおけるおすすめAPIサービスの1つです。
サクソAPIの2つのAPIサービスについては、次の通りです。
- FIX API
- OPEN API
FIX API:
FIXは機関投資家向けに開発された、金融取引の共通プロトコルです。
サクソバンクでは、FXを中心にFIXを使用した高速&大口取引サービスを一般の方にも提供しています。
FIXAPIを使用することで、サクソバンクあるいは価格提供元(DMA)から直接気配値を取得し、ミリ秒単位での取引を可能とします。
OPEN API:
サクソバンクのOPEN APIは、独自の取引ツールやプログラムを使ったFX、貴金属、指数CFDの取引をサポートします。
様々なプログラミング言語に対応し、口座情報も取得することができるので、ご自身で取引ツールを作成することも可能。
アキシオリー
アキシオリーでは、FX取引を高い頻度で行うユーザー向けに、高ポテンシャルなシステムトレードを実現するため、「Axiory Ultimate API 」というFIX APIが提供されています。
従来のメタトレーダーやマルチトレーダー、WebTraderとは全く異なるシステムへ直接接続して、発注・照会が行えるAPI環境です。
「AXIORY Ultimate API」を利用することにより、接続容易性と与信チェック、口座属性チェックなどのセキュア機能を備えたFX自動売買システムを低コストで開発することができます。
Axiory Ultimate API は、アキシオリーの取引ツール「cTrader」内に組み込まれております。
市場データ、取引履歴、全注文タイプ及びポジション修正設定、さらに、シンボル、アカウント、接続性およびエラー情報を利用して、自動化のストラテジーに組み込むことができます。
デューカスコピー
スイス銀行グループのデューカスコピーでは、「JForex API」というAPIサービスが提供されています。
JForex APIは、Javaというプログラミング言語を使用するカスタムソフトウエアです。
JForex APIでは、FX自動売買売買のストラテジーやオリジナルのカスタムインジケーターなどを作成することが可能です。
APIクライアントライブラリにリンク、取引サーバーに対して、技術的に安全性が保証された認証済みのインターネットセッションにより接続します。
ストラテジーは、リモート起動によりデューカスコピーの取引システム「JForex」を起動せずに稼動することがで可能、その稼動をJForexで確認することもまた可能です。
IG証券
IG証券では、REST APIが提供されています。
IG証券のAPIサービスは、法人が対象のFXAPIです。
市場をリードするCFDとスプレッドベッティングテクノロジーを使用。
FX取引の自動売買を構築することができます。
国内のサイトでは、ほとんど情報が出回っておりませんが、登録に時間がかかるのが難点です。
また、保証金が高額かつ金融庁からも目を付けられる可能性が高くなる為、IG証券のAPIサービスはあまりおすすめではありません。
インタラクティブブローカーズ証券
インタラクティブブローカーズ証券のAPIサービスでは、IBKR APIというAPIソリューションが提供されています。
Java、.NET (C#)、C++、Python、ActiveXならびにDDEを含めるプログラミング言語が使用可能。
DDEを使用することで、Excel関数でデータ取得が可能です。
その為、プログラミングの知識が乏しい場合でも問題ありません。
また、市場データーの取得はもちろんのこと、取引前には、デモ口座にて、設定のバックテストや、ストラテジーのテストもすることが出来、さらには、自動売買のプログラムも書くこともできます。
API取引するよりも簡単かつ高勝率なおすすめFX自動売買
これまで、FX自動売買におけるAPI取引と、APIサービスについて解説してきました。
ご覧頂いた通り、プログラマーかつFXの裁量がかなり無いと使いこなすのは難しいです。
しかし、現状、わざわざAPIでプログラミングをせずとも、高勝率なストラテジーを組み込んだ自動売買ソフトがいくつか存在します。
そんなプログラミングも不要で簡単に扱うことが出来、かつ高勝率なおすすめのFX自動売買ソフトを以下の記事にてまとめております。
関連記事:FX自動売買とは?おすすめのEAをご紹介!
FX自動売買の基礎知識やメリット・デメリット、裁量トレードとの違い、おすすめの自動売買ツールについてまとめました。
FX自動売買におけるAPI取引のまとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、難しい内容だったかと思います!
- FX自動売買におけるAPI取引について
- FX自動売買でも使用できるFX会社のAPIサービス
- API取引するよりも簡単かつ高勝率なおすすめFX自動売買
FX自動売買にAPIでオリジナルのFXストラテジーを組み込んでいるあなたは、かなりのFXマニアかつ高度なテクニックを持ったトレーダです!
そんな方達は、今回、紹介したAPIサービスも検討してみてもいいかもしれませんね!
あなたのFX自動売買ライフの参考になれば幸いです!