最近では、FXの自動売買をスマホのアプリケーションで利用することが出来るようになっています。
この記事では自動売買アプリのメリットや対応アプリの特徴などをご紹介していきます。
スマホ対応のFX自動売買アプリは少ない?
24時間自動でFX取引を行ってくれる自動売買システムは便利ですが、外出する時間帯が多い人にとっては、自動売買を放置することに不安を感じてしまうではないでしょうか。
スマホで家の外でも運用状況が確認できるのは1つの安心材料ですよね。
しかし、自動売買ができるアプリを提供しているFX会社は限られてきます。
なぜスマホ対応の専用アプリが少ないのか
そもそも自動売買はプログラムが自動で24時間取引をしてくれるため、
- 常に画面に貼りつく必要がない
- 複雑なチャートを四六時中見ながら取引する必要がない
- テクニカル分析もする必要がない
という特徴があります。
利便性はあまり重要視されてこなかったことが、これまでスマホアプリが普及していなかった理由であると考えられます。
専用アプリではなくブラウザ対応のサービスが多い
専用アプリサービスを提供しているFX自動売買は少ないものの、スマートフォンのブラウザ上で取引画面を確認できるサービスは数多くあります。
従来のFX取引はPCで行う人がほとんどでしたが、今はスマホで取引するのがスタンダードになりつつあります。
専業トレーダーだけではなく、サラリーマンや主婦など兼業でFX自動売買を行う人が増えてきたことが理由と言っていいでしょう。
FX自動売買アプリを使うメリット
スマホでFXの自動売買取引画面を確認するメリットとして、次のようなことが挙げられます。
- 外出先でも自動売買(ストラテジー)の停止や変更ができる
- 自分の好きな時間にニュースや情報をチェックできる
外出先でも自動売買(ストラテジー)の停止や変更ができる
スマホでアプリやブラウザ上で自動売買を行う最大のメリットは、PCのない環境でも自動売買(ストラテジー)の停止や変更が24時間いつでもできるという点です。
FX自動売買のデメリットとして「急激な市場の変化に対応しきれない」ということが挙げられます。
自動売買ツールは基本的に、過去のデータなどから今後の相場を予想し注文を繰り返します。
例えば予期せぬ大きな経済イベントが起きたとき、即座に対応できるわけではなく、含み損を多く抱えてしまう可能性もあります。
そのような場合、臨機応変に自動売買を停止することができるメリットは大きいです。
また、重要な指標発表時の時にはあらかじめ自動売買システムをOFFにしておくことが奨められていますが、外出先でいつでも行えるという点がとても便利です。
自分の好きな時間にニュースや情報をチェックできる
利用する自動売買サービスによっては、最新ニュースや取引をサポートする情報を配信している場合があります。
通勤中の電車の中、お昼休み、寝る前の布団の中など、自分が好きな時間に情報収集できることもスマホを使うメリットです。
国内のFX自動売買対応アプリ
国内のFX自動売買サービスで専用アプリを配信しているところは、次の通りです。
- みんなのシストレ
- macaso(マカソ)
- トラリピ
- 自動売買セレクト
みんなのシストレ
みんなのシストレは、選択型の自動売買です。
「みんなのFX」で実際に取引をしているリアルなトレーダーを選んでフォローし、取引ポジション数を指定するだけでフォローしたトレーダーが売買するのと同じタイミングで売買する仕組みになっています。
PC版とほぼ同じ操作がスマホから可能で、便利なプッシュ通知機能にも対応しています。
macaso(マカソ)
macaso(マカソ)は、エキサイトワン株式会社が提供しているフォロートレードサービス。
マカソムリエと呼ばれる、世界中の3万人を超えるトレーダーの中から厳選された約100人のトレーダーの中から好みに合わせて選んでフォローすれば、優秀なトレーダーと同じ売買ができます。
専用アプリではPCと同じように「ポートフォリオの確認」「マカソムリエの入れ替え」「手動注文」など一通りの操作ができます。
トラリピ
PC用のFX自動売買ツールトラリピには、スマホやiPad用のアプリ「ポケトラ」が用意されています。
「トラップリピートイフダン」「らくらくトリラピ」など、全12種類の注文方法があります。
取引に必要不可欠なチャートが複数種類用意されており、パソコン用のチャートツールであるスーパーボリンジャーやスパンモデルなどをアプリで利用できるというのがポケトラの特徴です。
DZHフィナンシャルリサーチが配信している最新のマーケットニュースや、素人にもわかりやすく相場を解説しているレポートも読むことができます。
自動売買セレクト
トライオートFXの「自動売買セレクト」は、運用ペアを選択し枚数を調整したら運用が開始できる自動売買システムです。
選んだ自動売買の損益シミュレーションが事前に分かるというので、初心者の方でも始めやすいメリットがあります。
MT4型の自動売買もアプリが利用できる
FX自動売買は、大きく分けてリピート系、選択型、ミラートレーダー型、MT4型、自己開発型、ユーザ設定型の6種類があります。
このうち、MT4型の自動売買にも、スマホ・タブレット用のアプリが存在します。
MT4(メタトレーダー)とは総合的FXプラットフォーム上で、EAと呼ばれるプログラムを組み込み自動売買を行うことができます。
海外のFX自動売買ツールのほとんどはMT4(MT5)を採用しており、現在世界で最も利用者数が多いトレードプラットフォームと言われています!
まとめ
今回は、自動売買アプリのメリットや対応アプリの特徴などをご紹介しました。 最後にこの記事のまとめをします。- 自動売買の取引画面は専用アプリやWebブラウザを利用することにより、スマホでも確認することができる。
- スマホで自動売買を行うことにより、予期せぬ相場の急変時にも対応できる。
- 最新のマーケットニュースやプロのレポートを配信している自動売買サービスもあるため、好きな時間にどこでも情報を得られるメリットがある。
- MT4というFXプラットフォームで自動売買を行う場合も、スマホ・タブレット用のアプリを利用することができる。