この記事では、FX自動売買における「含み損」について詳しく解説致します。
特にFXの自動売買を始めたばかりの方は、含み損で悩んでいる方も多いようです。
そんなFX自動売買で含み損が出る理由と、含み損への対処方法をご紹介致します。
FX自動売買でできた含み損は、ご自身の取引スタイルに合った方法で、対処していきましょう。
FX自動売買における含み損とは?
FX自動売買における含み損についてまずは解説していきます。
そもそも「含み損」とは、ポジションを保有している際、価格の下落により損失が生まれている状態のことです。
つまり、FX自動売買における含み損とは、この「含み損」がFXの自動売買ツールを稼働させている際に出ていることを指します。
FX自動売買運用初期が含み損になりやすい理由
FX自動売買運用初期段階は、大概の場合含み損になります。
国内の多くのFX自動売買の場合、レンジ相場にあわせて設定をつくり、注文を入れます。
相場が上下に動くことにより、利益が構築されていく仕組みですが、価格が下落しない限り、ポジションを持つことはありません。
つまり、利益がない運用初期段階では、必然的に含み損となります。
なお、含み損は、価格が反転する利益への転換点まで続きます。
FX自動売買における含み損への対処方法
FX自動売買において、含み損への対処する方法は無いのでしょうか?
もちろん、お使いのFX自動売買や含み損の規模、裁量により大きく異なります。
しかし、主な対処方法は次の3通りがあります。
- レンジ相場になっている通貨ペアを選ぶ
- ひとまず様子を見る
- 撤退する
レンジ相場になっている通貨ペアを選ぶ
もちろんFX自動売買ツールの種類次第ではるのですが、上述したように、国内の多くのFX自動売買の場合、レンジ相場を想定して取引するようプログラミングされいる為、レンジ相場になっている通貨ペアを狙えば、利益への転換が早いです。
逆に、レンジ相場ではない通貨ペアの場合、利益になりにくく、含み損を抱え続ける可能性も高いです。
ひとまず様子を見る
FX自動売買を稼働させておいてもまだ損失へのリスクが小さい場合において、「ひとまずは様子を見る」ことは、含み損への対処方法として最適です。
FXの自動売買ツールは、含み損が出ていても、そのプログラムにより取引を継続します。
FX自動売買を始めて間もないころの含み損はある程度は仕方ないものであり、いずれ利益へと転換するポイントが来る可能性も捨てきれません。
そして、データというのは、蓄積されて始めて分析できるものであり、そのFX自動売買ツールが本当に使えるツールか否かを判断するには、ある程度、損益の推移を見守る必要があると言えます。
つまり、含み損が出ている場合においても自分にとってそれが許容範囲内であるのであれば、強制決済したり、稼働停止したりすべきではないということです。
また同様に、追加でポジションを保有したり、根拠も無く新たな自動売買を稼働させることもやめるべきです。
これらの追加的なリスクが、さらなる含み損リスクを生む可能性も捨てきれない為です。
撤退する
FX自動売買での含み損が、許容範囲を超えている場合、撤退することが最善の対処法となります。
撤退せずに自動売買ツールを回し続けていれば、そのプログラムによりいずれは決済は実行されます。
いわゆる「ドカン型」のストラテジー等、一定の損失額に達しない限り、決済のプログラムを実行しないしない仕様のものも存在する為注意が必要です。
その為、たった1回の取引で莫大な損失を出すこともあります。
含み損が自身の許容範囲を超えている場合、手動で直ちに損切り(ロスカット)することが望ましいです。
そして、その自動売買ツールはやめて、異なる自身に合った取引スタイルの自動売買ストラテジーを選ぶのが吉です。
FX自動売買における含み損のまとめ
この記事ではFX自動売買における含み損について解説致しました。
- FX自動売買における含み損とは?
- FX自動売買運用初期の場合、含み損になりやすい
- FX自動売買における含み損への対処方法
自動売買を始めたての頃の場合、ある程度の含み損は仕方ありません!
もちろんお使いの自動売買ストラテジーに合った方法で対処していくようにしましょう!
多くの自動売買の場合、レンジ相場に合わせて注文するタイプが多いです!
よくわからない方は、レンジ相場になっている通貨ペアを選び、取引するようにしましょうね!
また、含み損出たからと言って、焦らずに、ひとまずは様子見!
含み損が許容範囲を超えるようであれば、撤退するようにしましょう!