FX自動売買におけるスプレッドの仕組みと抑え方について
ふじき
ふじき
FXトレーダーの藤木です!

今回は、FX自動売買を行う際、必ず発生する「スプレッドについて説明します!

スプレッドは実質的な取引手数料なので、何度も取引を繰り返すFX自動売買では大敵となります。

スプレッドの仕組みと、スプレッドが広がりやすいタイミング、スプレッドを抑えるための方法について解説していきますので、ぜひ参考にしてください!

なお、後ほど解説しますが、FX自動売買において重要なのはスプレッドよりも収益率と言われております。

次の記事では収益率の高い、本当におすすめのFX自動売買システムについてまとめておりますので、ぜひこちらもご参照ください!
FX自動売買の基礎知識やおすすめのシステムをご紹介!

FX自動売買の大敵スプレッドの概要

FX自動売買の大敵スプレッドの概要

スプレッドは、FX自動売買に限らず、裁量取引であっても必ず発生するコストです。

スプレッドは収益に直結する重要な要素なので、FX業者を選ぶ際には、自分が取引したい通貨のスプレッドを確認しておくことが大切です!

ここでは、スプレッドとは一体どのようなものなのか、次の内容に沿って解説していきます。

  • スプレッドの仕組み
  • スプレッドが広がりやすいタイミング

スプレッドの仕組み

スプレッドとは

FX自動売買におけるスプレッドとは、事実上の取引手数料になります。
現在、多くのFX業者では「取引手数料が無料」となっていますが、取引の際に全くコストがかからない訳ではありません。

スプレッドとは、正確には売値と買値の差のことを言います。

スプレッドとは

上の画像は、USD/JPY(米ドル円)の売値と買値を表しています。

このレートで買いを入れた場合、108.256円で約定することになります。

買った後は売らなければお金にならないので当然この後は売るわけですが、直後に売って決済すると108.254円が適用されることになります。

このように、エントリー後にレートが動かなければ0.2pips損してしまうことになるので、FX自動売買においてスプレッドは間接的な手数料と考えられています

あくまでもスプレッドは売買の差なので、高い・安いではなく広い・狭いと表現するのが一般的です。

FX自動売買では、スプレッドが狭い方がお得であり、逆に広いとその分取引コストが高くなるということになります。

スプレッドが広がりやすいタイミング

スプレッドが広がりやすいタイミング

現在、多くのFX業者のスプレッドは固定制ではなく変動制となっています。

特に経済指標の発表時などはスプレッド幅が広がりやすくなり、普段は0.5pips前後であっても8pipsくらいまで開く場合もあります。

裁量取引であれば、スプレッドが大きく広がった時は取引しないという対処法がありますが、FX自動売買システムを使った場合、勝手に取引される場合があります。

そのため、重要な経済指標発表時は自動売買システムの稼働を停止するなどの対応が必要になります。

また、日本時間の早朝(7〜8時頃)も、東京市場・ロンドン市場・ニューヨーク市場の全てが終わり、取引額が著しく減ることから同様にスプレッドが開きやすくなるので注意が必要です。

FX自動売買のスプレッドを抑えるためのポイント

FX自動売買のスプレッドを抑えるためのポイント

スプレッドは1回1回の取引に対して発生するので、何度も取引を重ねるようなFX自動売買では大敵の存在です。

そこで、スプレッドを抑えるための具体的な対策を、次の内容に絞って解説していきます。

FX自動売買のスプレッドを抑えるためのポイント
  1. メジャーな通貨ペアでFX自動売買を行う
  2. スプレッドが狭いFX業者を利用する

メジャーな通貨ペアのトレードを行う

メジャーな通貨ペアのトレードを行う

FX自動売買を行うなら、できればメジャーな通貨ペアを選びましょう。

一般的に、メジャーな通貨ペアはスプレッドが狭く、マイナーな通貨ペアはスプレッドが広く設定されています。

また、メジャー通貨ペアは取引量が多いことから、流動性が高く値動きが安定しており、スプレッドが突然開くようなことはかなり稀です。

対してマイナーな通貨ペアは、一部の巨額の資金を利用できる機関が市場に参入した時などは、レートが突然動きスプレッドが大幅に開くことがあるため、FX自動売買ではおすすめできません。

以下の記事では、FX自動売買でおすすめの通貨ペアと選ぶポイントの詳細を正接していますので、ぜひご参考ください!

おすすめ通貨ペア関連記事

スプレッドが狭いFX業者を利用する

スプレッドが狭いFX業者を利用する

同じ通貨ペアでも、利用するFX業者によってスプレッドの値は異なります。

スプレッドが狭い業者を利用することで、FX自動売買でのコストはかなり抑えられます。

業者にもよりますが、米ドル円のスプレッドは大体2pips程度です。

中には同じ米ドル円であっても、0.5pipsなどの狭いスプレッドを設定しているFX業者がありますが、その場合別途取引手数料がかかる場合が多いです。

トータルコストは結局同じくらいになることもありますので、FX自動売買を行う際は、スプレッド以外の手数料も加味して、正確なコストを算出しましょう。

FX自動売買ではスプレッドよりも収益率が重要

FX自動売買の大敵スプレッドの概要

今回、スプレッドを抑える方法についてご紹介しましたが、実はFX自動売買において重要視するべきはスプレッドよりも収益率です。

手動で取引を行う際はスプレッド負けする可能性が高いため、スプレッドが狭いに越したことはありませんが、FX自動売買は積極的にお金を稼いでくれるロジックが組まれているので、スプレッド分以上の利益を出すことができます。

収益率は各自動売買システムのバックテストで確認することができます。

その際、収益率だけでなくバックテスト期間にも注目し、長い期間で利益を出せる自動売買システムを選びましょう!

次の記事ではFX自動売買システムを選ぶ上で重要なバックテストについて詳細を解説しています。

バックテスト関連記事

スプレッドよりも勝てるFX自動売買システム選ぶ

裁量取引と併せて使えるおすすめのFX自動売買システム

今回説明したように、FX自動売買を行う上で大切なのが、スプレッドよりも「勝てるFX自動売買システム選び」です。

しかし、数ある自動売買システムの中には全く儲からないシステムがあるのも事実です。

以下の記事では、過去のバックテスト結果や実際に使用している一般ユーザーの口コミ評価が高い、本当に勝てるおすすめのFX自動売買システム(EA)を紹介しています!

おすすめのFX自動売買システム関連記事

今回紹介したように、経済指標発表時にはスプレッドが広がりやすいため注意が必要ですが、自動売買システムによっては「指標発表前にシステムの稼働停止アナウンス」などのサポートを行っている場合もあります!

その辺りにも注目して、自動売買システム選びにご活用いただければと思います。

まとめ:FX自動売買におけるスプレッドの重要性と抑え方について

まとめ:FX自動売買におけるスプレッドの重要性と抑え方について

今回はスプレッドの基本的な仕組みと、スプレッドが広がりやすいタイミング、スプレッドを抑えるための方法について解説しました!

FX自動売買においては、スプレッドの幅が少々広くても、その分以上の利益が出れば、得に視点を置く必要はないと思います。

とはいえ、やはりFX初心者にとってはスプレッドは気になりますよね。

今回解説したスプレッドを抑えるポイントを踏まえた上で、色々なFX自動売買を比較してみてください!